埼玉県で経験を積み、縁あったここアガリハマブルワリーで飲食事業部の部長として多忙な日々を送る五十嵐部長。
クラフトビールの広い知識とこれまで培ってきた外食業界の経験についてお聞きしました。
【もくじ】
ーーークラフトビールとの出会い
〜クラフトビールの種類の多さに、どっぷりハマりました〜
今から12、13年前ぐらいだと思います。
当時、地元の埼玉県内の居酒屋で店長として働き、店の運営を任されていました。その当時、他店とは違う『何か特徴的なもの』を考えていた時に、ちょうどクラフトビールが第二次ブームで盛り上がっていたので、取り扱ってみたいなと思ったのが出会いです。
地元、埼玉県には、日本最大級クラフトビールのイベント
「けやきひろばビール祭り*」が春と秋に開催されているのですが、より詳しく知りたいと思い、このイベントに訪れ、ビールの種類の多さに圧倒されました。
元々、日本酒、焼酎、泡盛などお酒が好きで、ただお店で扱っているからとお客様へ提供するのではなく、私自身がそれぞれの良さ(酒造所の場所、原料、製造方法、味、特徴、想い 等)を知って、提供したいと常々思っていた中で、クラフトビールも先にあげた酒類に負けないくらい種類と個性があることを知り、どっぷりハマりました。
※2009年から春と秋に年に2回開催しているこのイベントは、全国各地のブルワリーと海外インポーターが出店する日本最大級のクラフトビールイベント。個性溢れる実力派ブルワリー・インポーター49店舗が300種類以上のビールを販売。
※これまでの経験やクラフトビールの可能性についてお話しをする五十嵐部長
ーーーアガリハマブルワリーへの想い
〜アガリハマブルワリーで作るビールの魅力と可能性に惹かれて〜
縁があって谷社長と知り合い、YUKAZE、アガリハマブルワリーが好きになって、今、ここに至ります。
谷社長のアガリハマブルワリーの想いや瑞慶覧工場長が作るビールの魅力と可能性に惹かれたので、私もアガリハマブルワリーの一員となりました。クラフトビールだけに関わらず、お酒って作り手の想いや人柄が蓄積してその商品(ビール)に味となってあらわれると思います。
※ジャパングレートビアアワーズ2024受賞メダルとスタッフ
YUKAZEのスタッフと一緒に働き、日々、感じることは、「絶対美味しいビールを作る!」思いです。
沖縄ではまだ少ないアメリカンスタイルのビールを作りたいと言う瑞慶覧工場長の努力を惜しまない姿勢を見ていますが、今後も期待ができます。
ジャパングレートビアアワーズ2024では、おかげ様で県内で唯一「樽部門」で「SUNRISE PALE ALE(サンライズ ペールエール)」が金賞を受賞したのをはじめ、同じく樽部門で「GAJUMARU WIPA(ガジュマル ダブルアイピーエー)」「NAKIJIN MANGO IPA(今帰仁マンゴー IPA)」が銀賞となりました。
開業して1年目でこれだけの賞を取れたので、今後も楽しみです。
ーーークラフトビールの魅力
〜副材料を自由に使うことで、無限に広がる可能性〜
クラフトビールの魅力は、ワイン、焼酎、ウィスキーなどの蒸留酒と比べると、麦と水とホップをベースに作るんですが、さらに副材料を自由に使うことができるところです。
米と水で作る日本酒に副材料を入れる事ってできません。ワインも然りです。
でも、クラフトビールってブルワリーがあるその土地の副材料を加えることができます。
例えば、沖縄でしたら、サトウキビやパイナップルがそれにあたります。その土地の名物、特産品で独自のカラー、新しいことができす。副材料を色々試してみることによって、“無限”に可能性が広がります。
ーーー大事にしていること
私のポリシー(経営理念)として、“お酒業界に貢献する”ことです。
その考えになったのは、これまで外食業界に長く携わり、私たちが提供するモノ次第で、お客様が幸せ感じたり、楽しんだりできるかということです。もちろん、その逆もあります。
だから、お客様がどうしたら喜んでいただけるかを常に考えています。そのことが“お酒業界に貢献する”ことだと辿り着きました。
その想いで、アガリハマブルワリー、クラフトビールを大事にしていきたいと思います。
※代々木で行われた「OKINAWAまつり」に出店。スタッフと一緒にアガリハマブルワリーをPR
<完>
株式会社 YUKAZE
飲食事業部 部長
五十嵐 臣志 (IGARASHI TAKASHI)